はるのブログ

統合失調症、鬱病、不登校、引きこもり、閉鎖病棟を経験して学んだ事

統合失調症とは

こんにちは。

珍しく休みの日に早起きして散歩したり本読んだり過ごしていました。

早起きは三文の徳。

一日が長く感じます。

 

そもそも統合失調症とはどんな病気なのでしょうか?

本には「脳の統合機能が一時的に失調する病気」と書かれています。

いまいちイメージがつかないですね。

統合失調症には「陽性症状」と「陰性症状」があります。

陽性症状は妄想、幻覚、幻聴、話が支離滅裂になるといった症状が出ます。

僕の場合は妄想と幻覚と激しい興奮状態でした。

妄想でいうと例えばスナイパーに命を狙われている、国家に監視されているといった感じです。

今思えばありえないと冷静に考えられますが、急性期に入ってしまうと真剣に命を狙われていると感じていました。

症状は人それぞれなので一概には言えませんが、急性期になった場合早く病院に行かなければなりません。

陰性症状には感情の平板化、意欲の減退、自主性・自発性の低下、集中力・持続力の低下、社会編への適応困難があります。

20代の頃は喜怒哀楽といった感情が薄くなってしまい通算5年くらい引きこもっていました。働きたい、社会と繋がりを持ちたいと感じながらも、どうしてもやる気が起きない、社会に出るのが怖く感じて孤独と闘っていました。

30代になって引きこもり脱却しA型事業所に入りました。

4時間勤務でしたので体力的には楽でしたが、フルタイムで働いていた頃と比べてしまって「何で自分はこんな仕事をしているのだろう」と精神的にしんどい期間でした。

 

統合失調症はかつて「精神分裂病」と呼ばれていました。

しかし、この病名は人格を否定するものだとして2002年に「統合失調症」という病名に変更されました。

統合失調症は人格の荒廃に至る特殊な病気では決してなく、100人に1人はなる可能性がある身近な病気です。

統合失調症の根本的な原因はまだ解明されていません。

ストレスの脆弱性神経伝達物質のアンバランス、遺伝などいくつかのリスク因子が複雑にからみあうと考えられています。

 

僕の中で大切なことは、服薬を自分の判断で勝手に辞めないことです。

もう一つは小さな変化に自分で気づくことです。

僕の場合、薬をきちんと飲んでいれば再発の可能性はグッと減らせると考えています。

健常者の方と同じように社会生活をおくれることもできます。

不安はありますがとにかく定期的に通院して主治医によく相談することが大切だと思います。

小さな変化に気づくという事は、例えば「少しテンションが高いな」や「好きなこともあまりやる気が起きない」や「夜寝れないな」といったことを「自分で」気づく、つまり自分で病状を管理することが大切です。

これは僕も今実践中でこの先の人生でずっと続く課題です。

入院しないためには早めに小さな変化に気づくこと。

 

明日から仕事です。

働けることに感謝。

明日もファイティン!!!